サッカー教室でシュート練習に励む子どもたち=下田市の下田小グラウンド

 ■県協会から指導者招く 

 賀茂地区の中学校には現在活動しているサッカー部がなく、子どもたちの競技離れが懸念されている。そんな状況を食い止めようと、下田サッカー協会(加藤順洋会長)は県サッカー協会の指導者を招き、月2回の「中学生サッカー教室」を下田市と河津町で開いている。高校入学以降も子どもたちがプレーを続けられるように練習環境を提供している。

 ■登録児童は100人以上

 賀茂6市町はもともと中学サッカーが盛んでなく、2016年度の下田中を最後に部活動で競技が行われなくなった。一方、下田協会に登録する児童は賀茂地区だけで100人以上いるが、中学進学時にクラブチームに入るか、プレーを断念するか選択を迫られる。クラブでは送迎や活動費用など保護者の負担が大きいため、後者を選ぶことも多いという。

 この状況を危惧した下田協会が動いた。Jリーグのジュビロ磐田などでヘッドコーチを務めた石井知幸さんを招き、昨年5月に教室を始めた。

 「ナイスシュート」−。ある日の午後8時ごろ、下田市の下田小グラウンドに子どもたちの元気な声が響く。参加者は約10人。シュート練習やボール回しに夢中になり、ミニゲームでは気迫のこもったプレーを見せる場面もあった。毎回参加している笹本晴君(下田中1年)は「分かりやすいし(何より)楽しい」と話す。

 各地域や学校との連携、活動回数の増加など課題は多いが、下田協会の小川昭午さんは「来年度も継続し、競技人口の裾野を広げたい」と語る。石井さんは「今は地域が協力してスポーツ活動を支える時代。サッカー文化を根付かせるには、この活動を広げることが大切」と力説した。

参加者を募集

 下田サッカー協会は毎月2回午後7時から、下田小や河津中のグラウンドで「中学生サッカー教室」を開いている。参加者を募集している。

 県サッカー協会ダイレクトディレクター・石井知幸さんが指導する。詳しくは同協会の小川さん〈携090(3853)9506〉へ。

 【写説】サッカー教室でシュート練習に励む子どもたち=下田市の下田小グラウンド