■新年度にバイオマス発電行程表提出

 南伊豆町議会3月定例会が26日、開会した。町は南上地区でのバイオマス発電事業について、2019年度中に詳細な事業行程表を提示する、とした。岡部克仁町長が施政方針演説で述べた。

 昨年2月に町と南上財産区、いしい林業(毛倉野)エジソンパワー(東京都)の4者が協定を結び実現性の検証を進めてきた。岡部町長は東京電力との送電調整の進展を受け「事業化に向けた道筋が現実のものとなってきた」と述べた。

 南上地区以外での事業実施にも触れ「森林材の賦存量から今後複数のプラント整備が可能とされる。全町的な事業化の広がりも期待できる」とした。

 ほか差田へのタカラゲン工場誘致、防災無線のデジタル化などを盛り込んだ。

 一般質問には4人が登壇した。加畑毅氏は川岸など水辺空間利活用(ミズベリング)について質問、岡部町長は「河川は法的拘束があり県と手続きをとるのが役所の仕事。まず事業者に声を上げてもらい、海川にスロープがほしいとなれば対応する」とした。

 稲葉勝男氏は旧共立湊病院再開発を質問。岡部町長は「解体の道筋が付いたのは一安心。政治情勢に関わらず行われるようにしたい」とした。

 ■クリーンセンターに遊具広場を新年度整備 用土確保でずれ込む

 南伊豆町は2019年度中に、湊のクリーンセンター余剰敷地に子どもの遊具広場を整備する。当初は18年度中の完成を目指していたが、資材確保などでずれこんだ。遊具は大瀬の大規模太陽光発電(メガソーラー)事業者が寄付する。

 青野川ふるさと公園に隣接する約1800平方メートルを盛り土して整備する。昨年の町議会9月定例会で岡部克仁町長が18年度中の整備を目指すと答弁したが、用土確保が間に合わなかったという。

 26日の町議会で稲葉勝男氏は「(メガソーラーに)何かあったとき町は完全に許していると誤解を招く」と批判、岡部町長は「便宜を図ったりは考えていない。利益還元で提供を受けた。利害の関係はない」と答えた。