振興会のメンバー(左から2人目)とトレーの中に種をまく生徒=東部特別支援学校伊豆松崎分校

 国産桜葉の生産量日本一を誇る松崎町は、桜葉農家の後継者不足解消を目指し、東部特別支援学校伊豆松崎分校と連携事業に取り組み、生徒による桜葉生産について検証する。27日は同校と、周辺の畑でオオシマザクラの種まきを行った。

 町によると、桜葉農家は1980年ごろの約300世帯をピークに減少を続け、2018年10月現在で38世帯となっている。同事業は生産を体験してもらうことで、生徒が桜葉産業の担い手としてどのような働き方ができるのかを考える。将来的に町は桜葉産業の担い手の確保を、同校は新しい進路選択の確保を目指す。町が同校近くに整備した約1400平方メートルの畑の一部で実施する。

 種まきは町桜葉振興会の協力で、畑に直接種をまく「直まき」と、トレーの中に詰めた赤玉土に種を植えることで発芽率を高める「トレーまき」の2種類の方法で行った。

 生徒19人が同会や町職員、教員から指示を受けながら用意された約3キロの種を丁寧に植えた。2年生の森駿太郎君は「育つのが楽しみ。ちゃんと芽が出てほしい」と話した。

 今後は収穫体験なども予定している。町と同会の大石考広会長は「生徒たちが桜葉産業の中でどのように働くことができるかをしっかりと検証していく必要がある」と話した。

 【写説】振興会のメンバー(左から2人目)とトレーの中に種をまく生徒=東部特別支援学校伊豆松崎分校