採取したテングサの長さを計測する職員=下田市白浜

 ■生育順調な地点も 

 県水産技術研究所伊豆分場は6日、ところてんや寒天の原料となる海藻「テングサ」の作柄調査を始めた。初日は白浜沖の1地点で実施し、一定範囲の着生量が0・2キロ(前年比約9割減)、長さ約10センチ(5割減)と例年と比べて悪い結果となった。ただし、土肥~稲取沖の計12カ所40地点のうち1地点のみの結果であるため、担当職員は「全ての調査が終わらないと全体的な傾向は分からない」としている。

 同日の調査では、職員2人が白浜沖東方約100メートル、水深約6メートルの海底に潜り調査サンプルを採取。海底1平方メートルに着生するテングサを集めて、長さや重量を測定した。

 着生量などが悪化した要因は不明だが、定期観測している白浜沖の別の地点では順調な生育が見られるため、場所ごとで成長状況が異なるとみられる。調査は4月中旬ごろ終了予定で、その後詳細を公表する。

 テングサは世界各地の暖海に分布。2017年度の静岡県の生産量は約90トンで全国2位だった。全国有数の生産地である伊豆半島沿岸は4月1日に漁が解禁、5月の大型連休ごろから本格化する。

 【写説】採取したテングサの長さを計測する職員=下田市白浜