■町議会に修正動議 町長「必要不可欠」

 松崎町議会は11日、3月定例会を再開した。2019年度一般会計当初予算案のうち、診療所建設工事実施設計業務委託費1200万円と道の駅・花の三聖苑整備改修工事費1億5300万円を削除する修正動議を議長を除く全議員(7人)が提出し、全会一致で可決した。関連する歳入歳出を減額し、総額を36億2500万円として可決した。

 診療所は震災時に津波被害のない岩科地区の旧岩科幼稚園舎を活用することを案としていた。総事業費は約2億円。これまでの議会の中で「被災時に孤立の恐れがある」「人口の多い地区にすべき」などの指摘を受けていた。動議では「場所も決まっていないものの設計予算を認めるわけにはいかない。委託方法、建設場所を十分検討すべき」とした。

 道の駅整備は、新設する物産直売所の適正規模や必要性、収支計画がこれまでも疑問視されていた。修正理由は「すでに2カ所の直売所があり、乱立は民間への影響が懸念される。収支見込みの根拠が不明確で、現実に見合った規模に見直すよう一度立ち止まり検討すべきである」とした。

 同日の議会では議員から「(診療所を)建てることはいいが、計画が煮詰まっていない」「道の駅整備は喫緊の課題ではない。立ち止まる余裕はある」などの意見が出た。

 削除により診療所は計画の練り直し、道の駅は計画やスケジュールの見直しとなる。議会後、長嶋精一町長は「町、町民のため必要不可欠なものと考えている。町民、議員に納得してもらえるように説明し、意見を取り入れていく」とした。