農水相賞を受賞した山田洋征さん=東伊豆町稲取

 国内最大規模を誇る第68回関東東海花の展覧会(12都県など主催)のカーネーション部門で、東伊豆町稲取の山田洋征(ひろゆく)さん(77)が最高賞の農林水産大臣賞を獲得した。稲取の生産者の同賞受賞は3年連続となり、特産地の技術力の高さを示した。山田さんは18日、県庁で川勝平太知事に受賞報告する。

 同部門は応募152点を▽花の形状・美しさ▽花と茎と葉のバランス▽商品性―など5項目で審査した。

 山田さんは、ピンク色の大輪系品種「ルアナ」を出品、花のボリューム感、色のつき具合などが高く評価された。「先輩方の熱心な研究があったおかげと感謝している。稲取から3年連続で受賞できたことがうれしい。頑張っている若手生産者の励みになれば何より」と控えめに喜んだ。

 山田さんは、7棟約4千平方メートルのハウスでカーネーション約20種を長男弘志さん(52)らと栽培、年間約60万本を出荷している。展覧会には30年以上出品し続け、初めて最高栄誉を手中にした。ルアナは昨年から本格栽培している新品種で祝い事に需要が多い。「作りやすいことが分かったので現在の4千株から増やしていきたい」と話した。

 今回のカーネーション部門では最高賞に次ぐ金賞にいずれも稲取の田村利昌さん、八代英樹さんと田村丞さんが入った。稲取からの同部門最高賞は、昨年が田村安雄さん、一昨年が山田和司さんだった。2015年には山田巧さんが受賞した。

 【写説】農水相賞を受賞した山田洋征さん=東伊豆町稲取