下田市議選の候補者ポスターをながめる有権者

 任期満了に伴う下田市議選は、21日の投票まで残り3日間。定数1超の14人が立候補し、少数激戦の選挙戦を繰り広げている。新人が候補者の半数に及び、票の読みにくい選挙となった。特に当落のボーダーライン上は、複数の候補が並ぶ“だんご状態”とみられ、1票にしのぎを削る。小学校区別に情勢を展望する。

 朝日地区は、4人が立った最大の激戦地。共産党の沢登英信氏(77)=吉佐美、4期=は一定の政党支持者を有し、堅実な戦い。ともに地元出身の進士浜美氏(71)=吉佐美、1期=と進士為雄氏(64)=吉佐美、1期=は、地縁が重なり、他地区の票の掘り起こしに力を注ぐ。16年前に移住した新人の岡崎大五氏(56)=吉佐美=は、街頭演説に力を入れ、浮動票の取り込みを図る。

 下田地区は、前回の4人から2人に減った上、有権者も多いことから草刈り場となっている。橋本智洋氏(52)=一丁目、1期=は、他候補に地盤を脅かされつつも、候補者不在の須崎地区に食い込む。公明党新人の鈴木孝氏(56)=六丁目=は、強力な組織をバックに安定した戦い。

 浜崎地区は、現職と新人各1人が出馬。滝内久生氏(66)=柿崎、1期=は、新人の出馬に危機感を強め、隣接する須崎を中心に、他地区への支持拡大を図る。新人の江田邦明氏(47)=柿崎=は、労組やライフセービング関係者などに支えられ、浸透を図る。

 白浜地区は、16年ぶりに新人2人が出馬した。移住者の中村敦氏(51)=白浜=は、市民活動の仲間の支援を受け、全域的に一票一票を掘り起こす。佐々木清和氏(71)=白浜=は、福井祐輔市長の後援会関係者らが支援するが、出遅れをどこまで挽回できるか。

 稲生沢地区は、現職と新人各1人が出馬。ベテランの大川敏雄氏(78)=蓮台寺、10期=は、手堅く地元をまとめ、他地区の上乗せを図る。新人の矢田部邦夫氏(71)=河内=も、地元の支援者に支えられ、他地区に進出する。

 稲梓地区は、現職の小泉孝敬氏(68)=須原、2期目=1人。前回の2人から唯一の地元候補となったが、地域が広く、他候補の進出を許している。

 大賀茂地区は、現職が引退し、新人の渡辺照志氏(68)=大賀茂=1人が出馬した。出足が早く、スポーツ関係者を中心に全域に支持を広げる。

 【写説】下田市議選の候補者ポスターをながめる有権者=下田市内