証人尋問を受ける遠藤・前企画調整課長(左)=東伊豆町役場

 ■町長、関わり否定  笠井委員長「内容ほぼ一致」 来月17日までに報告書提出

 東伊豆町議会の風力発電修繕工事に関する事務調査特別委員会(百条委、笠井政明委員長ら5人)は24日、遠藤一司・前企画調整課長(3月31日付で定年退職)と太田長八町長の証人尋問を行った。遠藤前課長は予算措置前の修繕工事実施を「私の一存でしてしまった。風車を早期に直したい一心だった」と改めて認め、予算可決後の施工偽装工作をしたことも証言した。太田町長は「前課長から説明はなかった」と証言、予算前着工との関わりを否定した。

 遠藤前課長は、予算前着工の理由を「故障でまた売電収入が減ると思うと少しでも早く風車を動かしたかった。早くに部品が入ったので工事をしてしまった」、偽装は「(昨年12月11日の予算可決の翌日に)業者を現場に行かせた」と指示を認めた。12月議会で虚偽答弁したのは「ルール逸脱を隠すため」、3月28日に太田町長に虚偽だったと報告したのは「百条委では業者にも迷惑を掛けると判断した」と述べた。

 太田町長は「11月9日工事完了の報告はなかった」とし、虚偽の工事完了前に風車が稼働していても「本体は傷んでいないと聞いていたので不審に思わなかった」。予算前着工を知らなかった体制に問題はないかとの質問には「特別会計は担当課長に任せていて、統括に甘さがあったと反省している」と答えた。

 閉会後、笠井委員長は「前課長と、23日の証人5人との内容はほぼ一致していた。町長は記憶が定かでないと言うことが多かった」と指摘した。調査特別委は今後、報告書を作成し5月17日までに臨時議会に提出する。

 【写説】証人尋問を受ける遠藤・前企画調整課長(左)=東伊豆町役場