「天城の淵瀬」を眺める土田さん(左)と難波副知事=松崎町江奈

 松崎町の日本画家土田明美さんは、難波喬司副知事との縁から、天城の太郎杉近くの渓谷を描いた作品「天城の淵瀬」(100号)を県へ寄贈した。24日に江奈のアトリエで寄贈式を行い、土田さんは「絵が好きな方に大切にしてもらえることは大変うれしい」と話した。

 土田さんは全国公募展で最高賞をはじめ、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞などの受賞歴がある。1年ほど前、県へ伊豆縦貫自動車道に関する陳情をした際に難波副知事と知り合った。

 難波副知事は土田さんの作品を気に入り、プライベートでアトリエを訪れたことがある。何度も足を運び、1時間ほど絵をじっと眺めていたこともあったという。土田さんは「大切にしてもらえるなら」と、絵の寄贈を提案。「伊豆らしい」ということで同作品を選んだ。

 寄贈式で難波副知事は土田さんの作品の魅力について「静かに眺めたい絵で、見ているとまるでその空間にいるかのような感覚になる」と絶賛し、県知事感謝状を手渡した。

 土田さんはこれまで、町外に作品を寄贈したことはなかったという。

 【写説】「天城の淵瀬」を眺める土田さん(左)と難波副知事=松崎町江奈