受賞作品「蒼天」(提供写真)

 松崎町松崎の彫刻家高橋忠さん(77)がこのほど、日本彫刻会主催の第49回日彫展で最高賞の一つ「日彫賞」を受賞した。同会の前身となる「日本彫刻家連盟」時代から応募を続け、56年目にして初入賞を果たした。

 受賞作品は裸婦立像「蒼天」(高さ178センチ)。昨年11月に改組新第5回日展で入選した「水面」の姉妹作品。静謐(せいひつ)を表現した「水面」に対し、「蒼天」は新たに迎える時代への希望と決意を表し、りんとしたポーズとはつらつとした表情にこだわった。

 高橋さんは同会会員で、日展会友。県の芸術祭などで実行委員や審査委員を務めてきた。県や全国の公募展で受賞歴を持つが、日彫展は入賞したことがなかった。

 日彫展には長年頭像を応募し「首の忠(ちゅう)さん」と呼ばれていた。5年ほど前から裸婦立像で挑戦し続けていた。高橋さんは「長く続けているといいこともある」と笑顔を見せた。今後の活動について「芸術に年齢は関係ない。より高みを目指していきたい」と意欲を見せる。

 【写説】受賞作品「蒼天」(提供写真)