慰霊碑に献花し犠牲者をしのぶ遺族=南伊豆町中木

 ■遺族や関係者50人「忘れない」

 伊豆半島沖地震から45年目の9日、最も被害の激しかった南伊豆町中木区(山本昇孝区長)が慰霊祭を行った。遺族や区役員、消防団員、町幹部ら50人が中木記念公園に集まり犠牲者を悼んだ。

 地震は1974(昭和49)年5月9日午前8時33分に発生した。中木では城畑山が崩壊し22戸が土砂にのまれ、27人が亡くなった。大瀬などでも被害があり、犠牲者は合計30人を数えた。負傷者は102人で、石廊埼灯台が崩壊する被害もあった。

 式典では慰霊碑に白い菊を手向けた。発生時間には全町一斉にサイレンを鳴らし黙とうした。山本区長はあいさつで「まさか城畑山が崩れるとは。夢と希望を奪い人生まで狂わされた」と述べ「この犠牲を忘れず、慰霊と防災意識高揚の日としたい」と語った。

 発生日に合わせ町観光協会は、所蔵する当時の写真100枚余りをホームページで公開している。被災状況や合同葬儀の様子を伝えている。15日まで。

 【写説】慰霊碑に献花し犠牲者をしのぶ遺族=南伊豆町中木