開花寸前のツボミがそっくり切断されたユリ=下田商工会議所の花壇

 ■商議所花壇など被害報告 市花協「会員、意欲なえる」

 下田市の旧町内で最近、沿道を彩る花が切断される被害が相次ぎ、住民たちは何者かの心ない仕業に胸を痛めている。

 下田商工会議所の花壇では、4月にチューリップ、5月中旬にユリが被害に遭った。チューリップは5鉢約35本が切断され、ユリは1鉢6株約50個の開花寸前のつぼみが切断されているのが見つかった。

 同所の花壇を管理している山田美智子さんは「せっかく育てていりのに、がっかり」と肩を落とす。

 他の花壇でも、ユリやアマリリスなどの被害が報告されている。被害を心配し、夕方になると鉢を家の中に取り込む人もいる。

 旧町内では、市花協議会(志田保子会長)が中心となって軒下や街角を四季折々の花で飾っている。

 ユリは、下田市と交流するフラワー都市の鹿児島県・和泊町の「永良部ユリ」という品種を株分けして増やした。これから6月にかけて次々と開花する。

 志田会長は「こうした被害が続くと会員たちの意欲がなえてしまう。心ないいたずらはやめてほしい」と訴えている。

 【写説】開花寸前のツボミがそっくり切断されたユリ=下田商工会議所の花壇