下田でのワーケーションの可能性をアピールする橋村社長=下田市一丁目のナンズヴィレッジ

 下田市は24日、仕事と休暇を両立させる「ワーケーション」の第1回研究会を一丁目のナンズヴィレッジで開催した。既に実現に向けたプロジェクトが動き始めており、講演や意見交換に続き、下田での拠点施設を見学した。

 ワーケーションは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク(遠隔勤務)により仕事を犠牲にせず、地方でしかできないことを体験・実現する働き方や新しいライフスタイルを示す。

 市は首都圏から程よい距離感、風光明媚(めいび)な自然環境などからワーケーションの適地として推進し、移住、企業誘致、観光振興に結び付けていく考え。3月のワークショップに続き研究会を立ち上げた。メンバーは市、県、観光協会、鉄道や観光事業者、商店会連盟など約30人。

 実現に向けたプロジェクトは、ナンズヴィレッジを運営するヴィレッジインク(橋村和徳社長)と、不動産紹介のライフル(東京都千代田区)が中心となって進めている。仕事場としてヴィレッジインクがナンズヴィレッジ内の事務所を提供、寝泊まり場所としてライフルが武ガ浜の元会社寮を借り上げ、既に複数の企業の利用が内定しているという。

 橋村社長は、研究会で経過を説明し「きっかけは風光明媚な自然であっても、どんなコミュニティーがあるのか、どれほど良い仕事ができるかが重要。そんな環境をつくってあげれば、第二の古里として交流人口がどんどん増えていく」と強調した。

 研究会は随時開催していく。

 【写説】下田でのワーケーションの可能性をアピールする橋村社長=下田市一丁目のナンズヴィレッジ