1500本のろうそくに照らされる棚田=松崎町の石部の棚田

 松崎町の石部の棚田で25、26の両日、1500本のろうそくで棚田を照らす「石部の灯り」(石部地区棚田保全推進委員会主催)が開かれた。暗闇の中、水田を照らす温かな光が幻想的な雰囲気をつくり、来場者を魅了した。

 ろうそくは棚田に1・5メートル間隔で並べた。設置・点灯などの作業は同委員会のメンバーやボランティアら各日20人が行った。

 午後5時の点灯時には明るかった空がだんだんと暗くなるにつれ、会場にオレンジ色の光が浮かび上がった。

 来場者はその光景をカメラに収めたり、じっと眺めたりして、静かなひとときを楽しんだ。静岡市から訪れた会社員の男性(51)は「良い写真が撮れた。時間をかけて来たかいがあった」と話した。

 石部地区はかつて「石火」と呼ばれ、岩に神が宿るとし、火を燃やして海上交通の目印にして安全を祈ったという。

 【写説】1500本のろうそくに照らされる棚田=松崎町の石部の棚田