新たに返礼品に加わったくぼやまさんの画集とポストカード

 ■返礼率引き下げなど響く

 南伊豆町は27日までに、2018年度のふるさと納税寄付額をまとめた。前年度から3億800万円減(64・2%減)の1億7200万円で、件数は3400件だった。総務省の指導による返礼率引き下げと返礼品の使用停止が響いたとみられる。

 町は17年度まで寄付額の5割相当の返礼品を贈っていたが、18年度は指導に従い返礼率を3割に下げた。

 9月には人気商品のふるさと寄付感謝券町外利用が制度趣旨に反するとして同省から見直しを求められ、11月に利用を停止した。12月には大手通販の金券を付与したとして再び見直しを求められた。

 寄付額は7月末で、前年同期比7割減だった。一方で1件当たりの単価は上がった。

 ■新たに返礼品18品目追加 大幅減収で町、確保へ拡充

 南伊豆町はふるさと納税の大幅減収を受け、地元のアート・工芸作品による返礼品の拡充を進めている。規制の範囲内で魅力を高め、寄付をつなぎ留める狙いだ。その他の地場産品発掘も行い、4~6月だけで全体の1割にあたる18品目を新たに追加を決めた。

 追加したのは草木染作家金子嗣江さん(蝶ケ野)のストールとネクタイ、画家くぼやまさとるさん(一条)の原画や画集、町内産のまきなど。

 町担当者は「魅力的な返礼品を集め、正攻法で寄付につなげたい。良い地場産品を積極的に発掘していく」とした。町では返礼品を提供する事業者を募集している。問い合わせは町商工観光課〈電0558(62)6300〉へ。

 【写説】新たに返礼品に加わったくぼやまさんの画集とポストカード