「一日も早い全線開通の思いを行動で」と呼び掛ける岸会長=河津町の今井浜東急ホテル

 ■太田町長「全力で取り組む」

 伊豆縦貫自動車道「天城峠道路」およびアクセス道路網建設促進期成同盟会は28日、河津町の今井浜東急ホテルで本年度総会を開いた。新たに東伊豆町が加盟し、賀茂6市町がそろい、加盟自治体は伊豆市を含む7市町となった。

 7市町の首長、議長、議員、観光・商工団体、来賓など約50人が出席。会長の岸重宏・河津町長は「伊豆縦貫道は伊豆南部にとって夢の道路。ただ待っているのではなく、強い思いを行動として表し、国や県に要望活動を強め、地元としてできることをしっかりやることが大切」と呼び掛けた。

 来賓の土屋優行副知事は「1月に天城北道路と下船原バイパスが開通し、河津桜まつりの来遊客が2年ぶりに90万人を上回るなど、整備効果が表れている。県としても皆さんと一緒にこれまで以上に国に強く訴えていく」と後押しをアピールした。

 新たに加盟した東伊豆町の太田長八町長は「一日も早い全線開通とともに、アクセス道路の整備促進に全力で取り組んでいきたい」とあいさつした。

 ■河津―逆川IC 「3年度の開通目標」・国交省沼津藤井所長が進ちょく状況を説明 

 総会後、国土交通省沼津河川国道事務所の藤井和久所長が講演し、伊豆縦貫道の進ちょく状況を説明した。

 藤井所長は、河津下田道路2期工区について、河津トンネルは全長1884メートルのうち現在826メートルを掘削し、工事は順調に進んでいるとして「河津インターチェンジ(IC)―逆川IC間は、令和3年度中の開通を目標に進めている」と説明した。

 環境アセスメント(環境影響評価)のための調査が進む天城越え区間については、「個人的な希望」とした上で「令和3年度中には事業化したい」と語った。

 伊豆縦貫道全線開通の整備効果として「来遊客数は年間420万人増加し、700億円の経済波及効果が見込まれる」と指摘した。

 最後に藤井所長は「一日も早い全線開通に向け、事務所一丸となって取り組んでいく」との決意を示した上、「予算確保のためには地域の熱意、用地確保のためには地域の協力が必要」と呼び掛けた。

 【写説】「一日も早い全線開通の思いを行動で」と呼び掛ける岸会長=河津町の今井浜東急ホテル