禁煙と受動喫煙防止を啓発する県職員ら=西伊豆町仁科のフードストアあおき西伊豆店

 きょう31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」。厚生労働省は世界禁煙デーから1週間を「禁煙週間」と定め、たばこによる健康被害防止を呼び掛ける。今年のテーマは「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達を守ろう~」。今年4月の県受動喫煙防止条例に続き、改正健康増進法が7月に一部、来年4月に全面施行され、喫煙環境はいっそう厳しくなる。賀茂地域では、喫煙者の割合が高く、地域の健康課題の一つに挙がっている。

 県受動喫煙防止条例では、原則全ての飲食店の出入り口に「禁煙」「分煙」「喫煙可」の標識の掲示が義務付けられた。

 改正健康増進法は、7月に一部施行され、幼稚園、小・中・高校、病院、行政機関などが敷地内禁煙となる。

 同法と県条例は病院や行政機関に、屋外喫煙場所を設置すれば敷地内でも喫煙可能としている。だが県条例で幼稚園、小・中・高校は完全禁煙となる。

 さらに東京五輪・パラリンピックを控えた来年4月に全面施行され、職場、ホテル、旅館、デパート、娯楽施設、飲食店なども原則屋内禁煙(ただし、喫煙専用室の設置は可能)となる。

 県条例、改正健康増進法とも、目的は望まない受動喫煙による健康影響を防ぐことにある。

 一方、賀茂地区の喫煙者の割合は、県全体を100とした場合、男性が105・2、女性が132・7となっている。

 ■禁煙、受動喫煙防止を 県賀茂健福Cが街頭啓発―西伊豆

 県賀茂健康福祉センターは30日、西伊豆町仁科のフードストアあおき西伊豆店で「世界禁煙デー」と「禁煙週間」の街頭キャンペーンを行った。

 キャンペーンには県と西伊豆町の職員、同町の健康づくりボランティア計8人と、県の生きがいと健康づくりマスコット「ちゃっぴー」が参加した。

 「5月31日は世界禁煙デー」「あなたとあなたの大切な人の健康を守りましょう」と入ったのぼり旗を掲示、「考えようタバコと健康」などと入ったたすきを胸に、来店客にリーフレットやティッシュを配布し、禁煙と受動喫煙防止を訴えた。

 キャンペーンに参加した山下正芳所長は「たばこはがんや循環器疾患など生活習慣病の一因。特に賀茂地域の喫煙割合は高い。禁煙と受動喫煙防止について関心を高めてほしい」と話している。

 ■きょう全面禁煙 県下田総合庁舎

 県は「世界禁煙デー」の31日、下田市中の県下田総合庁舎を全面禁煙とする。通常は庁舎裏口屋外を喫煙所としているが、当日は敷地内を終日禁煙とする。

 【写説】禁煙と受動喫煙防止を啓発する県職員ら=西伊豆町仁科のフードストアあおき西伊豆店