管にポールを通し詰まりを点検する県職員ら=河津町見高

 県賀茂農林事務所の治山・農地パトロールが3日、賀茂地区各市町で始まった。梅雨入りを前に、同事務所職員らは危険箇所を確認し、対策を検討した。

 農地パトロールでは県賀茂農林事務所、河津町の職員ら11人が2班に分かれ、河津町見高の農地地すべり防止区域を点検した。

 排水路や斜面に管を通した「ボーリング」設備20カ所を点検した。参加者は排水管にポールを通して詰まりやヒビの有無、水漏れなどをチェックした。月に1度点検している巡視員からは堆積物の除去などの要望も受けた。

 県賀茂農林事務所の田村誠司・技監兼農村整備課長は「ささいなことでも災害につながるのでしっかりと点検したい」と話した。

 7日は南伊豆町伊浜と吉田の地すべり防止区域と海岸保全区域をパトロールする。

 一方、治山パトロールは松崎町と南伊豆町で行った。南伊豆町妻良では、伊藤晃・県賀茂農林事務所長以下6人と町職員2人が、斜面のコンクリート擁壁を13項目にわたり点検した。

 集落奥の民家裏にある擁壁を検査した。紅白の棒を使って角度に異常がないか確かめ、目視で亀裂や落石の有無を調べた。擁壁の隙間から生える雑草の除去も行った。

 同日は加納と松崎町の大沢、桜田、岩科南側でも点検を行い、全23カ所の安全を確かめた。7日に下田市と東伊豆町、10日に河津町、13日に西伊豆町でそれぞれ実施する。

 【写説】管にポールを通し詰まりを点検する県職員ら=河津町見高

 【写説】コンクリート擁壁を点検する県職員=南伊豆町妻良