赤い花が咲いたような異様な形をしたキノコ「アカイカタケ」=外岡とみ子さん提供

 ■県版菌類レッドリスト・レベル3 写真撮るも、消える―大賀茂の外岡さん宅裏山

 下田市大賀茂の朝日水道工事店の外岡とみ子さん(69)がこのほど、自宅裏山で珍しいキノコ「アカイカタケ」を見つけ、写真に収めた。

 アカイカタケは、本県以西に分布するスッポンタケ目アカカゴタケ科のキノコ。本県版菌類レッドリストでは▽昔は見たが、今は少なくなっている▽調査したが、なかなか見つからない―といったレベルのカテゴリー「N―3」(専門部会注目種)に含まれる。京都府は、絶滅寸前種に指定している。

 傘の大きさは12センチほど。頂部が裂けた赤い腕を18~24本突き出し、放射状に広がっている。強烈な悪臭を放つ。

 外岡さんは、2日昼ごろ、自宅裏山のツバキの木の近くで見つけた。「見たこともないキノコで、まるで赤い花が開いたように美しかった」と、携帯のカメラを向けた。

 近くに住む弟の嫁も数年前にアカイカタケを発見していて、その名前と希少種であることを教えてもらった。

 数日後に見に行ったら、跡形もなく消えていたという。

 【写説】赤い花が咲いたような異様な形をしたキノコ「アカイカタケ」=外岡とみ子さん提供

 【写説】「ここに生えていた」と場所を示す外岡さん=下田市大賀茂