和田さん(左)のアドバイスを受けながら記念植樹する熱海花の会の役員=東海岸町

 ■花の会、お宮緑地一角に “ゆかり”の淡いピンク「咲くの楽しみ」

 熱海市の熱海花の会(大竹順子会長、会員43人)は11日、東海岸町のお宮緑地の一角に、熱海ゆかりの早咲きの桜「大漁桜」の苗木1本を植えた。昨年6月に「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受けた記念の植樹で、役員10人が出て植え込んだ。

 「大漁桜」は“花の校長”と慕われた故・角田春彦さん(元多賀中校長)が新たに作り出した品種で、淡いピンク色の花を咲かせる。市内では網代の阿治古神社に植わる。お宮緑地などのデザインに携わる日本花の会主幹研究員で樹木医の和田博幸さんのアドバイスで記念樹に選び、同会から苗木を取り寄せた。藤原造園(昭和町、藤原正巳社長)からの寄付金を購入費に充てた。

 苗木は2年生で高さ2メートルほど。中央交番近くの公衆トイレ脇の花壇に植えた。役員が順番にシャベルで土をかけ、根元に水をまいた。つぼみを確認し「咲くのが楽しみ」と声を上げる役員もいた。

 大竹会長は「今後も花で彩られた美しい熱海の力になれるように活動を続けていきたい」と力を込めた。和田さんは「大漁桜は2月上、中旬に咲く。あたみ桜、河津桜と順番に楽しめるようにと選んだ。あたみ桜に次ぐ熱海ゆかりの桜として、この地でしっかり育つと思う」と話した。

 熱海花の会は「花と緑のある住みよい美しい町づくり」を目的に1965年に設立され、会員が市内各公共花壇の植栽・手入れなどにボランティアで取り組んでいる。その功績が認められて同表彰を受けた。

 【写説】和田さん(左)のアドバイスを受けながら記念植樹する熱海花の会の役員=東海岸町