熱海女性連絡会と「雑がみ回収プロジェクト」に取り組む熱海市が、市役所で全庁的な雑紙回収に乗り出した。福祉事務所、いきいきプラザを含む各課に回収箱を設置して業務で生じた雑紙を回収し、ごみ減量とリサイクルの促進を図る。

 同プロジェクトは両者と市民有志が連携し、2015年5月に活動を開始。回収箱を市役所1階ロビー、市総合福祉センター、南熱海マリンホールに設置し、市民に協力を呼び掛けている。

 雑紙はメモ用紙やレシート、割り箸の包み紙、包装紙、封筒、牛乳パックなど、再資源化が確立している新聞紙や雑誌、段ボールを除く紙全般。富士市にある再生紙メーカーが定期的に回収し、トイレットペーパーに再生して販売している。同市では昨年12月末までに延べ7419キロを回収し、再生トイレットペーパー1700個を市内の福祉施設や小学校、幼稚園に贈呈した。

 プロジェクトをさらに推進するために市が始めたのが全庁的回収。支所を除く市役所各課に専用の段ボール箱を置いて業務などで生じた雑紙を回収し、毎月2回、メーカーが工場に運んで再資源化する予定という。

 市協働環境課によると、市内で生じるごみの84%が可燃ごみで、うち紙や布類が46%を占め、年間およそ9千トンを焼却処理している。斉藤栄市長は「燃やすごみを減らことで二酸化炭素排出量を減らし、リサイクルが進む。市役所からどれほどの雑紙が出るか分からないが、市職員も率先してプロジェクトに協力していく」と話した。