スタッフから手順を聞き、いなりずし弁当作りを体験する参加者=上多賀の多賀屋別邸

 ■利用者が弁当、菓子作り体験

 環相模湾経済パートナーシップ協議会は24日、就労継続支援B型事業所として運営する熱海市上多賀の鳥料理専門店「多賀屋別邸」で、利用者の作業を体験するイベントを初開催した。市内の相談員らが参加し、オリジナル弁当や土産用菓子作りと試食を通して、同事業所の活動について理解を深めた。

 熱海ブランド商品にも認定されている弁当「熱福(あたふく)」作りから取り組んだ。スタッフから手順を聞きながら、味を付けた油揚げに鶏そぼろ入りご飯を巻き、容器に詰めた。材料の下ごしらえを含む利用者の作業内容に関する説明にも、熱心に耳を傾けた。

 市内他の事業所で精神障害者の相談員を務める女性は「担当する人がここで働いているので、どのような仕事をしているのか理解したいと思い参加した。今回の体験を、就労支援につなげるために役立てていきたい」と話した。

 同協議会は市内外の飲食事業者と福祉関係者らで立ち上げ、昨年4月から同店を就労継続支援事業所として運営する。駅弁・土産菓子を開発・製造する熱海活性化プロジェクトも展開する。

 イベント開催にあたり、理事の坂田敦宏さんが運営を始めた経緯を交え「障害者が住んでいる地域に貢献でき、生きがいを持って働ける就労支援事業を目指していきたい。それを“伊豆型”として広めたい」と話した。

 同協議会は5月以降も月1回、体験会を開いて活動の周知を図り、利用者増を目指す。

 問い合わせは同協議会〈電0557(52)6465〉へ。

 【写説】スタッフから手順を聞き、いなりずし弁当作りを体験する参加者=上多賀の多賀屋別邸