■6月閑散期の誘客図る 

 「世界三大花木」の一つといわれる、ジャカランダを観光資源として売り出す熱海市と宮崎県日南市、長崎県雲仙市が5月12、13の両日、東京で初の合同キャンペーンを行う。ジャカランダのPRや3市の名産品が当たる抽選会を繰り広げ、6月の開花期の誘客につなげる。25日の熱海市定例会見で斉藤栄市長が説明した。

 3市は2013年度から「ジャカランダサミット」と銘打ったイベント・会合を開花期に持ち回り開催している。今年はその魅力をより強く全国に発信し、各地域の活性化と連携強化を図ろうと内容を変更。渋谷区代々木にある宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」での合同の誘客宣伝に切り替えた。

 計画によると、来場者や通行人に観光パンフレットやチラシを配布し、ジャカランダの魅力、3市の見どころをPR。各市から200人計600人に名産品が当たる抽選会、ゲームなども予定している。斉藤市長は「外国まで見に出かけるという女性ファンがいる花木。外国に行かなくても熱海市などで楽しめることを紹介し、観光閑散期6月の誘客を図りたい」と話した。

 ジャカランダは南米原産のノウゼンカズラ科の落葉高木。現地では街路樹などとして広く植栽され、紫色の神秘的な花が木を覆うほどに咲き乱れる。熱海市では東海岸町のお宮の松周辺に整備したジャカランダ遊歩道などに約140本が植栽され、熱海の初夏を彩る花木として定着しつつある。