国内外で描いた風景画が飾られる館内=梅園町の沢田政広記念美術館

 ■「絵の表現楽しんで」

 熱海市梅園町の沢田政広記念美術館で26日、沢田政広「彫刻家の描く風景画」が始まった。政広が軽妙なタッチで描いた旅先の風景が、来館者の関心を集めている。

 作品展を開いた際に訪れたパリやローマの風景や、国内の静かな農村、富士山などの各品が並ぶ。パステル9点、油彩7点、淡彩5点の21点で、淡い色使いの作品が目立つ。

 神奈川県逗子市から訪れたワインアドバイザーの松尾和枝さんは「彫刻家の絵画のためか、立体的な捉え方を感じる。最初に全体の構成が目に入ってくる」と話した。

 同時開催の「心の栄養」では、政広のコレクションから、アジアをテーマに山梨県の張り子の武者人形「かなかんぶつ」や李朝の民画など16点を展示している。

 同美術館は「政広が旅ごとに一番気に入った風景で、絵の表現を楽しんでほしい。コレクションでは、政広を芸術に向かわせる何かを感じてほしい」と話した。同展は8月19日まで。月曜日休館(30日は祝日のため開館)。問い合わせは同美術館〈電0557(81)9211〉へ。

 【写説】国内外で描いた風景画が飾られる館内=梅園町の沢田政広記念美術館