事務局職員からいじめ状況などの説明を聞く委員たち=市いきいきプラザ

 ■会長に雲野さん選出

 熱海市いじめ問題対策連絡協議会の本年度第1回会議が8日、市いきいきプラザで開かれた。会長に雲野芳尚さん(教育相談室)を選出した後、市教育委員会事務局から2017年度の市内小中のいじめ件数などの報告を受け、意見を交わした。

 市教委に報告のあった17年度のいじめ件数は、小学校9件(16年度11件)、中学校23件(同18件)の計32件(同29件)で、解消済みのケースも含む。事務局の職員は「県では積極的にいじめを認知して解決に向けて取り組む傾向にあり、件数、解消率ともに増えている。県の調査で小学校では、SNS(会員制交流サイト)・ネットが関わるいじめ、金銭に関する問題が増えている」と話した。

 本年度から市教委が発生件数に加え、「からかい」「嫌なことを言われた」といったケースの認知件数についても各校に報告を求めることを説明、早期対応・解決につなげる考えを示した。

 委員からは静岡市の小学校で17年度にあったいじめ問題を例に「子どもも教員も相談しやすい体制づくりが必要」といった声が上がった。

 会議に先立ち、新任の委員へ新村茂昭教育長が委嘱状を手渡し、「まず大切にしなければならないのはいじめの未然防止で、各機関・団体との連携推進が重要。それぞれの立場から意見や提案をお願いしたい」とあいさつした。

 同協議会は関係行政機関の職員、学校教育の関係者ら10人で構成、本年度も3回会議を開き、市内の現状を把握し対応策を検討する。

 【写説】事務局職員からいじめ状況などの説明を聞く委員たち=市いきいきプラザ