六回の守備を終え、最後の攻撃に向けて集まり監督の助言を受ける熱海・多賀の選手たち=市民グラウンド

 ■練習に熱入り「メリット」 

 熱海市立熱海中と多賀中の野球部は、合同チームを組み市内で開かれている「市新人戦野球大会・SBS県中学選抜野球大会予選」に出場した。教員らによると、2年生以上が出場する大会で両校が合同チームを組むのは初めてという。

 3年生が引退した後の部員数が、熱海は21人ながら多賀が7人と少ないため、合同になった。多賀は過去数回県大会で上位に入り、東海大会の出場経験もある。強豪とも言われていたが、近年は部員数の減少が続く。2014年の新人戦などには伊東北と合同で出ている。

 選手は夏の中体連が終わってから、休日に集まって練習をしてきた。多賀主将の捕手・内田海人君、熱海主将の投手・石井千太郎君は「(熱海・多賀の選手に)負けたくないという気持ちが皆強く、練習にも熱が入っている。合同チームのメリットはあったと思う」と話す。

 大会には伊東市からも4校が出場した。21日には3位決定戦が行われ、熱海・多賀は伊東門野と対戦。初回に先制点を奪ったが、リードを守り切れず1−5で敗れた。

 公式戦初勝利はお預けとなり、全体の主将を務めた内田君は「まだまだお互いに遠慮している部分があったと思う」と振り返った。来年3月の大会にも出るため「もっと声を掛け合えるようにして、初勝利を目指す」と力を込めた。

 決勝は11月中旬に実施する予定。

 【写説】六回の守備を終え、最後の攻撃に向けて集まり監督の助言を受ける熱海・多賀の選手たち=熱海市民グラウンド