「麒麟」の間で畳の張り替え作業に当たる職人たち=起雲閣

 ■「良い状態守り継承」 

 熱海市昭和町の起雲閣で、年末休館に合わせて館内メンテナンスが行われている。26日には玄関前の座敷「麒麟(きりん)」で畳替えや窓ガラスの掃除、ギャラリーではじゅうたんの張り替えが進められた。

 麒麟の畳替えは5年ぶり。入館者が最初に見学し、常駐するガイドの説明を受ける部屋とあって、畳の傷みが早いという。熱海畳商工業組合加盟事業者の職人3人が出て、手際よく作業を進めた。従来のへりと畳表を畳床からはずすと、新しいものと交換。室内は爽やかない草の香りに包まれた。

 同館のスタッフは「お客さまが新しい畳の香りを喜ぶと思う。起雲閣を良い状態で守り、継承していくためにも、メンテナンスの計画を作っていきたい」と話した。

 起雲閣の年末休館は30日まで。31日以降、熱海梅園の梅まつり期間(1月5日~3月3日)は無休になる。1月5日までは音楽サロンに正月らしい飾りをし、“くつろぎ空間”を演出する。

 【写説】「麒麟」の間で畳の張り替え作業に当たる職人たち=熱海市の起雲閣