佳秀屋が発売するオリジナルしょうゆ「富士山麓で穫れた だいだい醤油」

 ■県内事業所と開発 28日発売「手土産にも」

 熱海市上宿町の酒店「佳秀屋」は、県内事業所と連携して開発したオリジナルしょうゆ「富士山麓で穫(と)れた だいだい醤油(しょうゆ)」を28日に発売する。地元の特産でもあるダイダイの風味を生かした品で、加藤祐孝社長(48)は「“地元の味”として、家庭用や手土産用に買い求めてもらえたらうれしい」と話す。

 若者のアルコール離れ、大規模宴会の減少といった現状を踏まえ、80年続いた店の「酒だけに頼らない」事業展開の方策を探る中で、特産物を使ったオリジナル品の開発に踏み出した。

 老舗の静岡県産醤油(焼津市)、みりん風調味料製造の福泉産業(富士市)、商品開発のプロデュースを手掛ける多田食品(三島市)と協働し、「刺し身や焼き魚に合うしょうゆ」をコンセプトに試作を重ねた。香りと鮮度を重視し、熱海を含む県内産ダイダイの青取りの果汁を使用。10カ月かけて商品を完成させた。加藤社長は「果汁30%だが酸味が少なく、いろいろな料理に使ってもらえる」と胸を張る。

 発売に合わせ、一部改装した佳秀屋の店舗でだいだい醤油を使った焼きおにぎりの販売を始める。線路を挟んだ向かい側にある、来宮神社への参拝者にもオリジナル商品をアピールしたい考え。

 だいだい醤油は鮮度保持ボトル入り(200ミリリットル)で参考価格650円(税込み)。同店で売り出し、市内宿泊施設や土産物店へと取り扱い店を広げる。「オール静岡で開発した品。広域での販売も目指したい」と力を込めた。

 【写説】佳秀屋が発売するオリジナルしょうゆ「富士山麓で穫れた だいだい醤油」