丹精したさつき盆栽が来場者の目を引く「熱海さつき展」=起雲閣

 熱海市昭和町の起雲閣で23日までに、「熱海さつき展」と「山アジサイ展」が相次いで始まった。館内を彩る季節の花が、訪れる人たちの目を引いている。

 ■丹精したサツキ盆栽 皐月協支部4人の24点展示

 さつき展は日本皐月(さつき)協会熱海支部(石川竹良支部長、会員8人)が主催で、48回目。会員4人が丹精して育てたサツキ盆栽24点が音楽サロンに並んだ。

 会員によると、昨夏の暑さや今春の天候不順の影響でつぼみがあまりつかず、花の時期がずれた鉢も多く、出展できない会員もいたという。

 それでも枝いっぱいに紅色の花をつけた「紅傘」、緑がった白色のかれんな花を咲かせた「千羽鶴」、樹形を楽しめる「長寿宝」などが展示された。職場の仲間と共に東京都内から訪れた男性は「大小さまざまな鉢があり、どれも素晴らしい。愛情かけて栽培していることが伝わる」と話した。

 初日は審査を行い、特別優等賞など各賞を決めた。28日までの会期中、毎日先着30人にサツキ、山アジサイの苗木をプレゼントする。栽培の相談も受け付ける。時間は午前9時~午後5時(最終日は正午)。

 審査結果は次の通り。

 特別優等賞 小磯和雄(伊豆山)▽日本皐月協会長賞 川口修身(下多賀)▽優等主席・銘木 金坂俊男(相の原町)▽同・銘木小品作 小磯和雄▽同・銘花 川口修身

 ■山アジサイかれん 川口さん、渡り廊下に15鉢展示

 山アジサイ展は、渡り廊下で開かれている。元市職員の川口修身さん(74)=下多賀=が愛情を注いで育てた15鉢を出展した。

 自宅で栽培する約80鉢の中から、花を咲かせたものを選んで並べた。発見されて間もないという「九重の花吹雪」、韓国原産の「海峡」、トカラ列島の「トカラの空」といった珍しい品種も展示した。

 白、青、紫、群青色といった涼しげな色合いのかれんな花に足を止めて見入り、「趣がある」と話す女性もいた。川口さんは「山アジサイならではの風情を楽しんでほしい」と語った。

 展示は6月10日まで。

 【写説】丹精したさつき盆栽が来場者の目を引く「熱海さつき展」=熱海市の起雲閣

 【写説】かれんな花を咲かせた山アジサイの鉢がずらり=熱海市の起雲閣