3月中に入社式を済ませ、早々に研修を開始した事業所もあるが、曜日の並びから、多くはきょう3日が実質的に新年度のスタート。新卒の若者たちは、社会人としての第一歩を踏み出す。前途にエールを送りたい

 ▼筆者も三十数年前、社会人生活のスタートを切った。その頃、知り合いから“示された言葉”が今も忘れられない。それは全国紙の切り抜きで、若者に向けたメッセージだった。明言や金言ではなく、どの新聞のどんな面に載った誰の言葉かも分からないが、印象深く心の支えにもなった

 ▼「就職したら3年間は黙って働け。自分を採用してくれたことに感謝の気持ちを持ち、不平や不満があっても3年は黙って働け」とあり、最後に「3年働けば社会人としての土台ができる」。そんな内容だった

 ▼厳しい実社会で生き抜く力を付けるためには、まずは働け−という意味だと理解した。仕事で嫌なこと、つらいことがあり「辞めたい」と感じた時、この言葉を思い出し「3年間は…」と踏みとどまった

 ▼ブラック企業が、社会問題となっている昨今、若者にこの言葉を贈ろうとは思わないが、精神は学んでほしい。辛抱の先に見えてくるものがあるはずだ。頑張れフレッシュマン。