カシノナガキクイムシ(カシナガ)のナラ枯れ被害拡大は、人間の森林利用の変化が大きく影響している。カシナガは乾燥しにくい胸高直径30センチ以上の太い木を好む。かつてナラなどの雑木は薪炭になり短いサイクルで更新されたが、近年は放置され樹齢数十年の大木が増えた。虫の繁殖に適した環境だ。県の対策ガイドは右記のように近年の被害激化の原因を推測する。

 本紙16日付で賀茂地区の被害を記事にしてから何本か電話をいただいた。「蛇石峠に枯れて倒れそうな木がある」「民家の裏に葉が赤い木がある」と生活上の問題をいくつも拝聴した。原因を話すと「一種の文明病ではないか」との声もあった。森と人の付き合いは難しい。(航)