きょう1月10日は「110番の日」。警察庁が適正な使用を進めようと1985年に定めた。「2016年警察白書」によれば、15年中の110番通報の受理件数は922万8841件。前年より約12万件減少したという。静岡県は17万7123件だった

 ▼携帯電話の普及に伴い、通報手段として移動(携帯)電話の割合は年々高まり、15年は約7割に上った。いたずらは論外だが、苦情や要望、相談など緊急性がない通報が増えていて、同庁は相談専用ダイヤル「#9110」の利用を呼び掛けている

 ▼事件や事故の対応で重要なのが「初動」だ。警察官が少しでも早く現場に到着し、状況を把握することが事件の解決や事故の原因究明へと導く。緊急を要さない110番通報は初動の遅れを招く

 ▼通報の緊急性は冷静に考えれば分かるはずだ。気が動転していたり、慌てていたりする場合もあるだろうが、まずは落ち着き、しっかりと判断した上で通報するかを決めてほしい

 ▼観光地・伊豆は、住民だけでなく観光客の「安心・安全」も欠かせない。捜査権を持つ警察官が素早く行動に移れるよう、住民の協力が必要となる。皆の力が結集してこそ「安全・安心」の伊豆をアピールできる。