県が発行している統計ハンドブック「ふじのくに静岡県の100の指標」(2017年版)が興味深い。県民生活に関係の深い文化・観光や経済・産業、健康・福祉などの指標を掲載、全国での静岡県の位置付けが分かる

 ▼この中に全国1位が三つある。企業立地件数(16年度)、医療機器生産金額(15年)、ホテル・旅館数(15年度)だ。企業立地件数74件は、トヨタ自動車本社のある2位愛知県を6件上回る。医療機器生産金額3699億7千万円は2位栃木県と1700億円近くも開きがあり、全国の19%を占める

 ▼2位の北海道より182施設も多いホテル・旅館数3146は、伊豆が大きく貢献している。保健所管内別の施設数で、賀茂(894)と熱海(705)を合わせると半数以上を占める

 ▼東部の583を加えると2182施設となり、7割近くにも達する。統計から改めて、伊豆のホテル・旅館が県内観光の屋台骨を支えていることがうかがえる

 ▼2月10日から、河津町と南伊豆町で桜祭りが開幕する。例年、全国から観光客が訪れ、近隣市町も恩恵を受ける。ホテル・旅館を核とした伊豆の観光産業の、その年の“にぎわいバロメーター”のイベントであり、人出が注目される。