取材をきっかけに、伊豆ゆかりの歌人・与謝野晶子の歌を読んでみた。率直な感想は「音がきれい」だった。

 三十一文字(みそひともじ)で色彩、音を表現する日本の文化には感服だ。自分なりに五七五七七を楽しみ言葉の意味を緩やかに受け取り読んでいく。

 短歌ではないが、中学校のときに暗唱した島崎藤村の「まだ上げ初めし前髪の−」で始まる「初恋」を思い出した。内容、藤村の生涯を知らなかったが、詩はよく覚えている。

 大池小の晶子の歌の暗唱の取り組み。どれだけの児童がずっと覚えていられるだろうか。「何か一つでも覚えていて、学びの足掛かりになれば」という教員の思いをひしひしと感じた。(恵)