東京・渋谷にある料理店「伊東の魚イタリアン イトゥバル」に立ち寄った。名前の通り、伊東市直送の鮮魚、フルーツなどをメインにした店だ。白身魚のカルパッチョやイタリア風にアレンジしたサバ料理を味わったが、どれも美味だった

 ▼市内の商工・観光関係者が視察すると聞き、出張に合わせて足を運んだ。若者が多く集うおしゃれな街に地元をPRする店舗ができたことを皆一様に歓迎、ワインや地場のフルーツを使ったサワーを飲むピッチも上がった

 ▼関東・関西でレストラン、バー、居酒屋などを展開する企業が、鮮魚をはじめとする伊東の魅力にほれ込み、応援も兼ねて出店した。店内はモダンな中に漁港の雰囲気が漂い、カウンター前のモニターは定置網漁や魚市場での競り風景を流している

 ▼アンテナショップとは違う、新しい形の伊東“応援団”の出現と言ってもいいだろう。料理や店の雰囲気を通して、伊東という街に興味を持ち、来訪するきっかけになればと願わずにはいられない

 ▼行政でなく、利益を追求する民間企業の取り組みという点に注目したい。伊東の魚やフルーツが都内で支持されるという自信があったに違いない。活性化へ向け、イトゥバルの存在は心強い。