「相模トラフ」で岩盤(プレート)の境目がゆっくりずれる「スロースリップ」現象により、千葉県の房総半島南部・沖合で地震活動(マグニチュード=M=5~3、震度4~2)が活発化−というニュースに接したのは16日夜だった。「夏の観光シーズンを控え房総はダメージだな」と思ったが、これは“序章”だった

 ▼翌17日午後3時27分、群馬県南部を震源とする地震があった。最大震度は5弱、M4・6。気象庁は「千葉沖の現象とは直接的な関係はない」と分析した。しかし「この先1週間程度は今回と同じ程度の揺れに注意を」と呼び掛けた。同じ注意を翌日にも聞いた

 ▼18日午前7時58分には、大阪府北部を震源とする地震があった。最大震度は6弱で、M6・1。津波こそなかったが、ブロック塀の倒壊などで人命が失われ、交通やライフラインがまひ、大きな影響が出た

 ▼ニュース番組で地震の専門家が、活断層の活動など、地震の仕組みを解説していた。しかし、相次いだ3地域の地震や、南海トラフ巨大地震との関係など、一番知りたいことに明解な答えはなかった

 ▼今回は伊豆半島を含む東海地方は回避した格好だが、大地震が懸念される状況に変わりはない。備えは万全にしたい。