口いっぱいに広がる甘さと、食べ応えのあるしゃりしゃり感が自慢の「函南西瓜(すいか)」。先週、その苗植え体験を楽しむ園児たちを取材した。生産者の芹沢正弥さん(72)が、15年ほど前から毎年地元園児を招待している。

 最盛期は38軒あった生産農家も今は8件。「このままでは函南西瓜は消えてしまう」と芹沢さんは危惧する。5月下旬には収穫体験も行っている。スイカをおいしそうに食べる園児たちの顔を見ることができるこの日が一年で「一番楽しい日」。そして「子どもの時に食べたあのスイカを自分の手で作りたい」と、函南西瓜に思いを寄せる子が出てくれることを「願う日」でもあるという。(木)