富士急マリンリゾートは先日、伊東―初島間の定期船運航事業を休止した。最終便を運航した船長は「30年近く担当してきた。伊東航路は、裾野まで見える富士山がきれいだった」と、寂しそうに語った。

 近年の船舶修繕費の増加、燃料費の高騰などで、定期航路としての維持が困難なことから、約半世紀の歴史にピリオドが打たれた。利用者は年間4千人弱で、“ゼロ”の便もあったという。

 記者は熱海−初島航路は何度も経験したが、伊東航路の船には一度も乗ったことがない。不定期航路としてはまだ存続していて、花火観賞イベントやチャーター便などで利用できそうという。伊東―初島間の洋上から、美しい富士を眺めてみたい。(佐)