汗をかく運動中はこまめに水分を補給する

 さあ、これから夏本番です。皆さんは暑さでバテ気味ではないですか? 今からこの調子では心配!という方も多いのではないでしょうか? そこで今回のテーマは「汗」です。汗の働きを理解して猛暑を楽しく乗り切りましょう。

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 私たち動物は、体温などの体内環境を一定の状態に保つことで正常に体を動かし生きていくことができます。このことを専門用語で恒常性(ホメオスタシス)と言います。そして汗は体温調節と密接な関係があるのです。

 汗は、体温が上がり過ぎて生体機能に支障が起こらないよう体温を下げる働きがあります。それではどのような仕組みで体温を下げるのでしょうか。その仕組みはこうです。

 汗は血液から作り出され皮膚の表面に出てきます。皮膚についた汗は蒸発することで熱を奪い体温を下げてくれます。ここで奪われる熱を気化熱と呼びます。これらの作用を応用したのが「打ち水」です。風呂上りなど体がぬれていると「寒い」と感じるのも気化熱の作用です。

 また、ボタボタと落ちる汗では気化熱の作用は得られず、体温を下げる働きはほとんどありません。体温の上昇を防ぐためには、汗をこまめに拭き取り、皮膚についた汗の蒸発を促すようにしましょう。

 そして汗をかくような活動を行う前にあらかじめ不足すると思われる水分を補給することも大切です。運動中はこまめに水分を補給して、屋外などで汗を多量にかくような時は、スポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。【県総合健康センター所長=指定管理者シンコースポーツ・木本愛郎 電055(973)7000】

 【写説】汗をかく運動中はこまめに水分を補給する