日曜健康便・アニサキス食中毒

 連日暑い日が続き、食品の温度管理が特に大切な季節を迎えています。熱中症予防とともに、保冷剤などを活用し食品の温度管理を徹底しましょう。

 さて、最近話題のアニサキスによる食中毒(アニサキス症)をご存じですか。アニサキスとは、サバやイカなどの魚介類の内臓付近に付着して成長し、最後にクジラやイルカなどの海洋哺乳類に寄生する寄生虫です。幼虫は数センチ程度の少し太い白い糸のように見え、丸まっていたり伸びている様子が魚介類の中に確認できます。

 幼虫が寄生した食品を食べてしまうと、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。アニサキスは、マイナス20度で24時間以上の冷凍または60度で1分間の加熱を行うことで死にます。

 ご家庭でアニサキス食中毒を防ぐポイントは、魚を選ぶ際には新鮮なものを選び内臓をすぐに取り除くことです。時間がたつと内臓付近から身の深い部分にもぐり込むこともあるため、生で食べる際には魚をよく見てアニサキスを取り除き、身を細かく切る、よくかんで食べる、または、よく加熱して食べることで食中毒を予防しましょう。

 また、お酢やワサビ、しょうゆなどの調味料や薬味ではアニサキスは死にませんので、酢締めや塩漬けにも注意が必要です。正しい知識を身に付けて食中毒を防ぎ、おいしく魚介類をいただきましょう。

【県熱海健康福祉センター衛生薬務課・青木紋子 電0557(82)9116】