■長嶋精一(ながしま・いち)候補(67)―岩地・無新 経済再生、2年で基礎

「銀行員時代に培った“徹底した現場主義”を貫くことで、松崎町をはじめとした地域経済の悪化に歯止めをかける。松崎を再生させ、最初の2年でその基礎づくりに取り組む」と、出馬を決意した。

 元静岡銀行行員・執行役員で、40年にわたり沼津など6支店長をはじめ常務・東部カンパニー長、関連会社の静岡不動産社長などを歴任した。25歳の時、神奈川の有力銀行に対抗して、エリア新店舗を開設する仕事に携わった。立場的に小さく、弱い所からの論理戦略として「徹底的に足を使って回ること」「焦点や領域を絞った上で、1対1での戦いに持ち込むこと」など営業の原点を、その仕事を通じ当時の支店長に教わったという。強い感銘を受け、「真実は現場に。問題解決のヒントも、全て現場にある」を今も胸に刻んでいる。

 2015年4月の町議選で初当選した。顔と顔を突き合わせることの大切さ、そのための実践を常に心掛け、「まちづくりへの情報収集はいつも欠かさない。真贋(しんがん)を見極める力を養っている」と力を込める。

 「身近なこと、できることから」をモットーに、「町長報酬を従来実績の半分に(残り半分を福祉へ充当)」「順天堂病院への直通バス運行」「買い物に不自由な地区への曜日指定型マイクロバス巡回」−などを掲げる。

 信条は「自他共栄」。西伊豆合気会代表(5段)で柔道2段。下田時代に取引先に教わったそば打ちが息抜き。妻と2人暮らし。

 ■森ペン(もり・ぺん)候補(72)―江奈・無新 ふるさと納税2億円に

 「ペンは剣よりも強し」−。母校である逗子開成中の教えを胸に、この夏に本名をそれまでの高迪からペンに変えた。4年前からは、自身が運営に携わる介護の仕事をより良く知ってもらうため、松崎、西伊豆エリアの新聞折り込みで「しんわ松崎ニュース」を隔月で発行。持ち前の“ペンの力”を生かした情報発信に努めている。

 神奈川県横須賀市職員、同市議会議員(3期12年)を経て、2000年から居宅支援・訪問介護会社を経営する。「介護を志す有能な若者たちを、黒子の立場である経営面からサポートしたい」との思いで、松崎町とは10年以上前から関わりを持ち、福祉施設の運営のほか認定農業法人の経営にも携わる。

「経験と人脈を生かし、フットワーク軽くトップセールスしたい」と町長選に立候補した。特にふるさと納税に力を入れ、「目標は1年に2億円。旅館や民宿などをたくさん使ってもらい、観光客がより集まるようにしたい。雇用創出にもつながる」と意欲を示す。

 会長を務める「しんわグループ」(本社・横須賀市)では、九つの法人をまとめる。町内でも有料老人ホームなどを手掛け、35年の行政経験と12年の議会経験、さらに20年の経営者経験から「即戦力で、全力で仕事ができる。『掲げた公約で有言実行を果たす』−のがこれまでの信条」と力を込める。

 西伊豆町田子出身。愛犬の散歩を欠かさず、囲碁の対局をテレビで視聴するのが楽しみ。妻と2人暮らし。

 ■石田益実(いしだ・ますみ)候補(69)―江奈・無新 健康長寿日本一の町に

 8月まで城西国際大の副学長を務めた。これまで国際開発センター主任研究員や国際教育センター長を歴任し、途上国支援や国際教育を中心に、多くの海外経験を持つ。「輝く松崎のあすへ」「地方からのチャレンジ」−を掲げ「培った経験とグローバルな視点で『ふるさと松崎』の可能性を切り開き、実現していくのが自分の役目」と立候補した。

 松崎町江奈出身で、県立松崎高、早稲田大商学部卒。米国ミシガン州立大大学院博士課程修了。海外留学後に政府開発援助に関わり、世界各地を歩いた。国際教育に携わり「松崎はどこにも負けない素晴らしさがある」。

 特に次世代の育成に関しては「世界に発信できる力を持つ子どもの教育を目指す」とし、英語をはじめ、外国語や情報通信技術(ICT)を生かしたグローバル視点の人材育成の必要性を挙げる。また元気なお年寄りの活躍の場創出にも意欲的で「健康長寿日本一のまちづくりに取り組む」と力を込める。

 大学で観光学部長なども歴任した経験から、海外からの観光客増加を見据えた、積極的な観光施策を打ち出す必要性にも言及する。より広い視野から、「世界は常に動き続けている。これから先は海外の現場とのつながり、ネットワークが重要となる」と語る。

 父は町長を2期8年務めた常吉氏。

 信条は「正々堂々」。体を動かすことが好きで、大学ではアイスホッケーにも打ち込んだ。趣味は釣りとゴルフ。妻と2人暮らし。