下賀茂熱帯植物園で行われた町主催の事業報告会=南伊豆町下賀茂

 ■120人収容 映像・音響設備整備へ

 南伊豆町を代表する老舗観光施設「下賀茂熱帯植物園」(安藤広和支配人)が、約120人収容のレストラン部分をレンタルスペース化し提供を始めた。既に会議や商談会、結婚式など利用が広がっている。近く映像・音響設備を整え本格的に事業をPRする。温室も撮影などの用途で貸す。観光低迷で一時閉園に追い込まれた同施設だが、立地と保有不動産を生かし新たな収入源を生みつつある。

 1962年開園の同施設は町の中心商店街にある。温泉熱で育てた南国の植物を見せる有料入場の観光施設で、2014年に一時閉園した。現在は温室を無料見学可として植物や土産を販売するが、全盛期のような収益は上がっていない。

 レストラン部分は約170平方メートルで、調理室と駐車場がある。レンタル料金は1時間5千円から。音楽ライブや立食パーティーの利用が徐々に増えており、安藤支配人は「飲食可能な大規模屋内施設が近隣にほとんどない」と利点を語る。

 植物園を経営する安藤家は昭和初期に下賀茂へ入植した温泉メロン農家で、伊豆急線開業による観光隆盛で業態を変えた経緯がある。時代に合わせ再び変化を迎えようとしている。問い合わせは同園〈電0558(62)0057〉へ。

 【写説】下賀茂熱帯植物園で行われた町主催の事業報告会=南伊豆町下賀茂