メンバーはぎりぎりの9人。もともと部員は5人で、助っ人4人の力を借りて出場する。野球ができることに対する感謝の気持ちを込め、チーム一丸の全力プレーで初戦突破を目指す。

 打撃では「待て」の指示はほとんど使わず、好球必打で攻める。打線に長打を打てる選手がおらず派手さはないが、全員で細かくつなぎ得点に結びつける。ムードメーカーの2番石橋は鋭いスイングが持ち味。積極的な打撃で出塁し、チームに勢いを付ける。

 主戦尾崎は上手投げの右腕で、115キロの速球とカーブ、スライダーが武器。変化球を中心に組み立て、内外に散らせる投球で打者を翻弄(ほんろう)し打たせて取る。控えの木下、高杉も球種は同じだが、木下は上手から独特の投げ方をするのが特徴だ。

 守備は助っ人が主に外野に入るため、できる限り内野で打球を処理する。要になるのは投手尾崎で、球際の強さと正確な送球で周囲を盛り立てる。外野は陸上部から加入した中堅手高橋が中心。鍛えた足を生かし、素早く打球に回り込む。

 古谷田辰徳監督(39)は「ようやく選手が『感謝』という自分たちの方針を決めた。初戦突破は簡単なことではないが、できることを一つ一つ確実にやっていきたい」と話した。

 (6)木下 康熙 2年 熱 海

◎(2)石橋 佳祐 3年 伊東南

 (4)高杉 怜大 3年 熱 海

 (1)尾崎 剛仁 2年 韮 山

 (5)真野 和翔 1年 沼津三

 (8)高橋 嶺弥 3年 対 島

 (9)田中 夏輝 3年 伊東南

 (3)橋爪 大志 2年 片 浜

 (7)関野 翔太 1年 多 賀

 監督 古谷田辰徳

 【写説】熱海高