30~50歳代の男性は風疹抗体価(免疫)が低く患者数も多い傾向があり、ワクチン接種を特に勧めている

 今年は全国的に風疹が流行し、全国で11月25日現在2313人の、静岡県内でも同時期に30人の患者が発生したと報告されています。みなさん、このニュースを聞いても子どもがかかる病気で人ごとだと思っていませんか?

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 風疹に罹患[りかん]すると、発しん、リンパ節の腫れ、発熱といった症状がみられます。また、妊娠初期にかかると、生まれてくる赤ちゃんに障害を引き起こす(先天性風疹症候群)ことがあり、注意が必要です。

 風疹は、ウイルスによる感染症で、せき・くしゃみによる飛沫感染で起こります。ワクチン接種が感染を予防するためには有効です。定期予防接種は、1歳から就学前までに2回するようになっていますが、大人も医師と相談の上、任意接種が可能です。

 特に30~50歳代の男性では、一度もワクチンを接種していない人や、風疹抗体価(免疫)が低い人が多い状況にあります。この年代は患者報告数も多いことから、ワクチン接種を特にお勧めしています。また、県は風疹抗体検査を無料で受けられる事業を行っています。対象者の条件等については最寄りの県健康福祉センターへお問い合わせください。

 もし風疹にかかった場合、家族や友人のみならず、街のどこかで偶然すれ違った「誰か」を感染させてしまうかもしれません。感染予防のために、ワクチン接種は重要です。

【県賀茂健康福祉センター地域医療課・増尾文香 電0558(24)2052】

 【写説】30~50歳代の男性は風疹抗体価(免疫)が低く患者数も多い傾向があり、ワクチン接種を特に勧めている