県議補選の伊東市選挙区は16日告示され、元職で不動産事務所代表の中田次城候補(52)=伊東発伊豆半島、鎌田=と新人で元市議、珠算塾経営の宮崎雅薫候補(61)=自民、川奈=の予想された2人が届け出た。投開票は県知事選と同じ25日。出陣式で中田氏は「伊東市の持つ可能性をアピールしていく」、宮崎氏は「地域の声をしっかりと聞いて県に届ける」と強く訴え、支援を呼び掛けた。期日前投票は17日から行われる。

 小野達也氏の市長選出馬による辞職に伴う選挙。中田氏は県知事選に立候補している現職の川勝平太氏と合同で決起集会を開くなど、連携した動きを見せて市内全域で支持を訴える。民進党の自主的な支援も受ける。宮崎氏は自民党が全面的にバックアップするほか、公明党も支援する。中田氏より出馬表明が遅かったが、支援の動きもようやく活発化してきた。

 15日現在の選挙人名簿登録者数は6万1646人(男2万8791人、女3万2855人)。

 ■移住促進へ若者雇用 中田次城氏(52) 諸元 鎌田

 中田氏は南町の事務所横で、県知事選立候補者の現職川勝平太氏との合同出陣式を開いた。伊東市の持つ可能性をアピールしていく大切さを説き「移り住んでくれる人が出てくるようにし、若い人に仕事をつくり、観光客が訪れるよう今から仕掛けたい」と強調した。

 所得や高齢化率などを例に挙げて、伊豆半島が置かれている厳しい状況を説明。「これから東京五輪、デスティネーションキャンペーンも始まる。伊豆半島を世界に売り出す最大のチャンスが来る」と述べ、川勝氏と手を携え、伊豆半島を積極的にPRしていく考えを示した。

 この日の天候を引き合いに出し「この暑さは私の心、気持ちの熱さ」と声を張り上げ、支援を呼び掛けた。

 ■五輪 観光振興の好機 宮崎雅薫氏(61) 自新 川奈

 宮崎氏は午後0時半から、広野の選挙事務所前で出陣式を開いた。支援者を前に「常に皆さんの声を聞き、現場を見て、それをしっかりと県に届ける」と決意を語った。

 重点的に取り組む施策として観光振興を挙げた。「観光客を伊東に、伊豆に呼び込まなくては、地域の振興はない。2020年の東京五輪・パラリンピックや19年のラグビー・ワールドカップは大きなチャンスになる」と力を込めた。

 八幡野地区で計画が進む大規模な太陽光発電施設については、反対の立場を明確にした。「森を壊して開発を進めることは絶対に反対。中止を求める地域の声をしっかりと県に上げる。小野達也市長と連携して、対応していく」と述べた。

 ……………◇………◇……………

 ■候補者の略歴

 中田 次城氏(なかだ・つぎしろ)52 諸元(1) 不動産事務所代表 元市議 元市議会議長 県立伊東高卒 鎌田

 宮崎 雅薫氏(みやざき・まさしげ)61 自新 珠算塾経営 元市議 元市議会議長 元伊東商工会議所職員 日本大卒 川奈