旬の岩ガキを使った強肴を盛りつける大月総料理長=八幡野温泉郷杜の湯・きらの里

 ■あす東京国際フォーラム 県産食材使用26品、「日本料理の感性」表現

 伊東市八幡野の旅館・八幡野温泉郷杜の湯・きらの里の大月博総料理長(52)は、9日から東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれる「ものづくり・匠の技の祭典」の初日、静岡県日本調理技能士会(檜山和正会長)の代表として、日本料理を出展する。

 東京都が2020年東京五輪・パラリンピックに向け、年1回開いているイベントで、本年度の日本料理の部には東京都から3人、近隣3県から3人が選ばれ、1日に2人ずつ出展する。大月総料理長は、日本料理の名店「なだ万」の木浦信敏さんの作品と共に展示する。

 献立のテーマは「食の都ふじの国・地産地消で一魂」で、稲取産のキンメダイのすしや、川奈産伊勢エビを殻付きのまま炊いた“具足煮”など、静岡県産の食材を使用した全26品を展示する。

 伊東産の岩ガキを白ワインで蒸し、丹那ヨーグルトソースをかけた強肴(しいざかな)は、バカラグラスの切り子の器に盛りつける。「岩ガキが静岡県で採れることを知らない人が多い。今の旬のものを使った献立から、日本料理の良さ、感性を感じてほしい」と話した。同イベントは日本のものづくり産業の持続的発展と、東京を起点として国内各地の匠の技の魅力を発信する目的で行われ、本年度で2回目になる。約4万人の来場者を見込んでいるという。

 【写説】旬の岩ガキを使った強肴を盛りつける大月総料理長=八幡野温泉郷杜の湯・きらの里