杢太郎の作詞した西小の校歌を歌う児童たち=ひぐらし会館

 伊東市文化協会(遠藤一夫会長)は1日、桜木町のひぐらし会館で第52回「杢太郎祭」(市教育委員会後援)を開いた。市民ら200人が列席し、同市出身の医学者で文学や美術などの分野にも大きな足跡を残した木下杢太郎(本名・太田正雄、1885~1945年)を顕彰した。

 はじめに茶道連盟の竹安琴音さんと華道連盟の鶯生紗彩さんが献灯、献茶、献花を行った。ステージ中央の祭壇にろうそくとお茶、菊の花をささげた。市立西小の3、4年生有志20人が、杢太郎が作詞した同校の校歌を歌った。列席者全員が献花した。

 遠藤会長は「多くの皆さんのおかげで、今年も杢太郎祭を盛り上げることができたことに感謝している。毎回毎回、新たな功績を知ることができるのは大きな喜び。これからも長く続けていけるよう、引き続き協力をお願いしたい」とあいさつした。高橋雄幸教育長や稲葉富士憲市議会議長らが祝辞を述べた。

 太田家からも杢太郎の長兄賢治郎の孫太田新吉さんが出席した。太田さんは「これだけ長い間続いていることを、親族として深く感謝している」と語った。式典の後、太田家の近所に生まれ育った森田豊治さんが特別講演を行った。

 杢太郎祭は命日の10月15日にちなみ、毎年10月の第1日曜日に開かれている。

 【写説】杢太郎の作詞した西小の校歌を歌う児童たち=ひぐらし会館