若山副市長に本申請書を手渡す佐藤さん(左)=市役所

 ■市の案「抜け穴だらけ」 市長意見付け議会審議へ

 伊東市新井、東海大教授の佐藤聖さん(61)は24日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置規制条例制定を求め、市に本請求を行った。直接請求を受け、市は小野達也市長の意見を付けて市議会に提出する。規制条例案は今後、臨時会で審議される見通し。

 本請求は市役所で行われ、佐藤さんが本請求書と署名簿、条例案を若山克副市長に手渡した。本請求を行うことについて佐藤さんは「メガソーラーへの不信感であり、伊東市の行政能力への不信感」と述べ、市がまとめ、市議会3月定例会に提出する規制条例案についても「抜け穴だらけ」と批判した。

 一方、本請求を受けて若山副市長は「地方自治法の規定に基づき、市長の意見を付けて市議会へ提出する」とし、市の規制条例案については「この条例案で阻止できると考えている」と反論した。

 直接請求に向け、佐藤さんは市民有志の協力を得て署名活動を展開し、昨年12月27日に市選挙管理委員会に署名簿を提出した。1月16日の委員会で有効署名総数が4766人と決まり、縦覧期間を経て、24日の選挙管理委員会で有効署名総数が直接請求に必要な署名数1229人を上回る4766人と確定した。

 佐藤さんがまとめた条例案は、届け出制から許可制とし、許可の取り消しなど市長権限の強化などを盛り込んでいる。

 【写説】若山副市長に本申請書を手渡す佐藤さん(左)=伊東市役所