リニューアルオープンに向け改装工事中の海側の客室=川奈ホテル

 ■訪日客など対応

 伊東市の川奈ホテルは全100室のうち、新本館海側の47客室を改装し、3月17日にリニューアルオープンする。昨年11月、戦前に建てられた老舗ホテルでつくる「日本クラシックホテルの会」に加盟した同ホテルが、伝統の良さを残しながら、急増する訪日外国人客といった多様なニーズに対応するため半数近くの客室を刷新する。同ホテルは「日本の川奈ホテルから世界の川奈ホテルを目指し、川奈ブランドの訴求を図りたい」とアピールしている。

 改装は、川奈ホテルの強みである「ロケーション」「クラシックホテル」「ゴルフ」を生かし、国内外のハイクラス層、訪日外国人、3世代ファミリー層の取り込みを強化するのが狙い。

 外国人客には広めのベッド、ファミリー層には最大4人(従来は3人)まで利用できる親子ベッドを導入し客室の形式を、4から7タイプに増やす。また大きな窓から相模湾の眺望がより楽しめるよう、部屋の広さは変えずに、ベッドや家具を工夫して配置するという。国の有形登録文化財である本館との融合を意識し、英国調や木目調のデザインをふんだんに取り入れ、高級感を演出する。

 現在、2、3階の24室を改装中で工事終了後、4、5階の23室に順次取り掛かる。リニュアール後の価格は最上級クラスの「オーシャンビュー・エグゼクティブツイン」(最大4人利用可能)が、1泊の室料8万5500円で、従来の8万2千円から3500円値上がる。

 企画広報担当の深沢琴美さんは「ニーズに合わせたよりきめ細やかな対応が可能になる。多くの人に利用してもらい、川奈ホテルの新たな歴史をつくってほしい」とPRする。

 【写説】リニューアルオープンに向け改装工事中の海側の客室=川奈ホテル