冊子の出来栄えを確認する史の会会員=伊東市の池区民会館

 ■区と「史の会」が発行 石仏、石造物、文学碑など40点

 伊東市の池区(稲葉明夫区長)と池歴史研究「史(ふみ)の会」(高橋尊顕会長)はこのほど、地域の歴史を紹介する冊子「私たちの郷土 池のこと―石仏・石造物・記念碑・文学碑など」を発行した。1日から、生涯学習センター池会館で一般に無料配布する。

 冊子はA4判カラー印刷18ページ。池地区から大室山にかけて残る記念碑や石仏、石造物、文学碑など約40点を写真と文章で紹介した。地域の歴史を再確認すると同時に池地区を散策する人たちのガイドブック的役割を果たす内容を目指したという。

 紹介したのは池隧道(ずいどう)工事完成を祝う「平安都城碑」、天皇・皇后両陛下池行幸啓記念碑、龍渓院の開山碑、馬頭観音、「お不動さま」、「水神様」、高浜虚子の文学碑など。「台の田水路」や「舞台道の貯水槽」など歴史を感じさせる建造物や「おたまばあさんの石」などの自然石も掲載した。

 史の会会員らはこのほど、池区民会館に集まって完成した冊子を確認した。稲葉区長は「写真が大きくて見やすく、説明も分かりやすい。きれいな冊子に仕上がった」と満足そうに話した。

 高橋会長は「東京五輪・パラリンピックで騒がれている2020年は、池隧道完成150周年、龍渓院開基500年の年でもある。この冊子で、そのような池の歴史を改めて振り返ってもらえたらうれしい。多くの人に手に取ってほしいと願い、隧道完成などの前祝いの気持ちを込めて配布を無料で行うことにした」と語った。

 【写説】冊子の出来栄えを確認する史の会会員=伊東市の池区民会館